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今回は、実際に不動産投資をやめた方が「その後どうなったか」をお伝えします。結論から言うと、当センターに相談されてやめる決断をした方の多くが「やめてよかった」と話されています。
「やめる」を決断できない理由
「やめたい」と思いながらも行動できない方には、共通する心理があります。
- 「これだけお金をつぎ込んだのに、今さらやめられない」(サンクコスト)
- 「もう少し待てば状況が良くなるかも」(楽観バイアス)
- 「売ったら損が確定してしまう」(損失回避)
- 「やめたことを周りに知られたくない」(プライド)
これらは全て心理学的なバイアスであり、合理的な判断を妨げる「罠」です。
以下の体験談を読んでいただければ、「やめる」という決断がいかに合理的で、前向きな選択であるかがわかるはずです。
※プライバシー保護のため、年齢・職業・金額等は一部変更しています。
体験談①:Aさん(30代・会社員)——「毎月2万円の呪縛から解放された」
やめる前の状況
新築ワンルームを2,800万円でフルローン購入。毎月2万円の持ち出しが3年間続いていた。累計持ち出し約72万円。物件の査定額は2,300万円で、500万円のオーバーローン。
やめた経緯
当センターに相談し、「5年間持ち続けた場合の累計損失」と「今売った場合の損失」を比較。5年持てば持ち出し累計120万円+さらなる価格下落リスクで、トータル損失が今売るよりも大きくなることが数字で明確になった。
貯金から200万円を補填し、残り300万円は親族からの借入で補填して売却。不動産ローンは完済。
やめた後
「毎月2万円の引き落としがなくなった瞬間の開放感は忘れられない。毎月の給料が全部自分のものに戻った感覚。親族への返済は月3万円ずつ返しているが、不動産ローンのストレスとは比べものにならないほど気楽。あの3年間悩んでいた時間がもったいなかった。」
今振り返って
「もっと早く相談していれば、持ち出し72万円のうち半分は節約できた。悩んでいる人には『1日でも早く相談しろ』と言いたい。」
体験談②:Bさん(40代・公務員)——「3戸持っていたが、全部手放して正解だった」
やめる前の状況
ワンルーム3戸を総額7,200万円で保有。毎月の持ち出し合計約7万円。年間84万円の赤字。3戸ともオーバーローン状態で、合計の差額は約800万円。
やめた経緯
当センターに相談後、弁護士を紹介してもらい、購入時の営業に消費者契約法上の問題(不実の告知)がなかったかを検証。結果、1戸について営業時の説明に問題があることが判明し、販売会社との交渉で買戻しに成功。残り2戸は任意売却で処分。
やめた後
「3戸分のローン返済がなくなり、毎月7万円が浮くようになった。任意売却後の残債は月2万円ずつ返済中だが、以前の月7万円の持ち出しに比べれば楽。何より、『3戸分の借金を抱えている』という精神的な重圧から解放されたのが一番大きい。」
今振り返って
「公務員だからローンが通りやすいと言われてどんどん買ってしまった。属性が良いことと、投資に向いていることは全く別の話だと痛感した。」
体験談③:Cさん(50代・自営業)——「妻との関係が修復できた」
やめる前の状況
妻に内緒でワンルーム1戸を購入。毎月1万5,000円の持ち出し。2年後に消費者金融から50万円を借りて修繕費を補填。消費者金融の返済明細が妻に見つかり、不動産投資のことも全て発覚。夫婦関係が最悪の状態に。
やめた経緯
妻と一緒に当センターに相談。状況を客観的に説明してもらい、妻も「怒りよりも先に、一緒に解決しよう」という気持ちになった。物件は仲介で売却し、差額80万円は夫婦の貯金から補填。消費者金融は一括返済。
やめた後
「NPOの相談員さんの前で、妻に全部正直に話せたのが転機だった。二人だけだったら感情的になって話にならなかったと思う。今は毎月の持ち出しもなくなり、家計も安定している。妻とは『今後は必ず二人で相談してから決める』と約束した。」
今振り返って
「隠していた期間が一番辛かった。不動産の損失より、妻を裏切っていたことの方がよほど苦しかった。早く打ち明ければよかった。」
→ 家族に言えない方は「不動産投資をやめたいけど家族に言えない|切り出し方」をご覧ください。
3人に共通する「やめてよかった」ポイント
① 精神的な解放感
3人全員が「ストレスから解放されたことが一番よかった」と話しています。経済的な損失よりも、精神的な負担がなくなったことの方が価値が大きいという声は非常に多いです。
② 毎月のキャッシュフローの改善
持ち出しがなくなったことで、毎月の手取りが実質的に増えた状態に。その分を貯蓄や生活費に回せるようになり、家計が安定しました。
③ 「悩んでいた時間」が一番の損失だった
3人とも「もっと早く行動すればよかった」と振り返っています。悩んでいる間も毎月の持ち出しは発生し続けるため、行動が遅れるほど損失は大きくなります。
「やめる」は敗北ではない
不動産投資をやめることは、失敗を認めることではありません。損失を最小限に抑えるための、合理的で前向きな判断です。
株式投資の世界には「損切りは最も重要なスキル」という格言があります。不動産投資でも同じです。やめるべきタイミングでやめられる人が、最も賢い投資家です。
→ やめる具体的な方法は「不動産投資をやめたい人が今すぐ取るべき5つの行動」をご覧ください。
→ 損切り判断の基準は「損切りタイミングの3つの基準」をご覧ください。
→ 失敗後の再起については「失敗した人はその後どうしている?」をご覧ください。
まとめ:「やめたい」と思ったら、まず相談を
この記事で紹介した3人は、全員が当センターに相談したことがきっかけで行動を起こし、結果として「やめてよかった」と感じています。
「やめたい」と思っている今が、行動のベストタイミングです。1ヶ月先送りにすれば、その分だけ持ち出しが増えます。
ひとりで悩まず、まずは一歩踏み出してください。
→ 「不動産投資で後悔している人へ」もあわせてご覧ください。
不動産投資をやめたい方へ
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