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「不動産投資をやめたい」と思ったとき、焦って間違った行動を取ると状況がさらに悪化します。今回は、やめたいときに絶対にやってはいけない3つの行動と、代わりに取るべき正しい行動をお伝えします。
やってはいけない①:消費者金融やカードローンで持ち出しを補填する
毎月の持ち出しが苦しくなったとき、消費者金融やカードローンで一時的に補填する方がいます。当センターの相談者の中にも、このパターンに陥った方が一定数います。
なぜ最悪なのか
不動産ローンの金利は1〜3%程度ですが、消費者金融の金利は15〜18%です。金利1.5%のローンを返すために金利18%の借金をする——これは火事の現場にガソリンを撒くようなものです。
一度この循環に入ると抜け出すのは極めて困難です。不動産の持ち出し+消費者金融の返済+利息の雪だるま式増加で、数ヶ月で多重債務に陥ります。
代わりにやるべきこと
持ち出しが苦しい時点で、「やめる(売却する)」という判断を真剣に検討してください。売却損が出ても、消費者金融に手を出すよりも圧倒的にマシです。
→ 「借金が返せない|破綻する前にできること」をご覧ください。
→ 「自己破産する人の特徴と回避策」も参考にしてください。
やってはいけない②:「2件目で取り返そう」とする
1件目の不動産投資で赤字が続いているとき、営業マンからこう言われることがあります。
「2件目を買えば、スケールメリットで収支が改善しますよ」「1件目の赤字を2件目の利益でカバーしましょう」
なぜ最悪なのか
1件で赤字なのに2件にして黒字になるロジックは存在しません。赤字の物件を2つ持てば、赤字が2倍になるだけです。
さらに、借入が2倍に増えることでリスクも2倍。金利が上がったとき、空室が出たとき、修繕が必要になったとき——すべてのダメージが2倍になります。
当センターには「3戸持っていて身動きが取れない」という相談者が何人もいます。全員が「1件の段階で止めておけばよかった」と話しています。
代わりにやるべきこと
2件目を検討する前に、まず1件目の収支を正確に整理してください。1件目でプラスを出せていないなら、2件目でプラスを出すことも不可能です。
→ 「損切りタイミング|3つの判断基準」をご覧ください。
やってはいけない③:ローンを滞納して放置する
精神的に追い詰められると、督促状を見ないふり、電話に出ない、何もしないという状態に陥る方がいます。
なぜ最悪なのか
ローンを滞納し続けると、以下の流れで取り返しのつかない事態に発展します。
- 1〜2ヶ月滞納:督促状が届く
- 3ヶ月滞納:「期限の利益の喪失」通告(ローン全額の一括返済を求められる)
- 6ヶ月〜:競売の申立て
- 競売で売却:市場価格の60〜70%程度でしか売れない。残債は一括返済を求められる
滞納する前に相談すれば、任意売却や金融機関との交渉(リスケジュール)など、選択肢があるのです。滞納して放置すると、これらの選択肢が失われます。
代わりにやるべきこと
返済が苦しいと感じた時点で、すぐに当センターまたは金融機関に相談してください。滞納する前なら対処法はいくらでもあります。滞納してからでは手遅れになることもあります。
→ 「ローン滞納から競売までの流れ」をご覧ください。
→ 「任意売却とは?」もあわせてご確認ください。
「やめたい」ときの正しい3ステップ
やってはいけないことの裏返しとして、正しいやめ方をお伝えします。
- まず数字を整理する:毎月の持ち出し、ローン残高、推定売却価格を紙に書き出す
- 「今売る」と「持ち続ける」を比較する:5年間の累計損失で比較。感情ではなく数字で判断
- 専門家に相談する:ひとりで抱え込まず、NPO法人や弁護士に相談
→ 詳しくは「不動産投資をやめたい人が今すぐ取るべき5つの行動」をご覧ください。
→ やめた人の声は「やめてよかった人の体験談」をご覧ください。
まとめ:焦りは最大の敵
やめたいという気持ちが強いほど、焦って間違った行動を取りがちです。しかし、消費者金融、2件目の購入、滞納放置——この3つは状況を確実に悪化させます。
焦る気持ちはわかります。しかし、正しい順序で、冷静に、専門家の力を借りて進めれば、必ず道は開けます。
まずは深呼吸して、当センターに電話してください。
やめたいけど焦っている方へ
NPO法人不動産トラブル解決センターでは、不動産投資をやめたい方のお悩みについて無料でご相談をお受けしています。「何をすべきか整理してほしい」「間違った行動を取らないようアドバイスしてほしい」——まずはお気軽にご相談ください。